新オナホはじめ
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この書籍は、雑誌プレジデントにて紹介されていた中の一つ。 「失敗学とはいかなるものか」と興味本位で手に取った。
失敗は成功の母とはよく聞くフレーズであり、そのとおりだと思う。
しかし、この著書の中でしばしば登場するが、失敗とは妬み嫌うものであり、隠したがるものである。
失敗を次に生かすことは個人レベルではできても、自分の失敗を他者へ伝達し、それを生かしていくことは正直むずかしい。
一番説得力のある話は、著者の大学の学生の失敗談。
フッ酸を素手で触って負傷した話である。
本来、手袋をしなくてはならないところを素手で触り、爪の間に注射針を刺す治療を2か月続けたとか・・・読んでいる私自身も痛くなってしまうような話であるが、これは効果的であろう。 誰もこのような経験はしたくないはずである。
また、現代のマニュアル化についての批判もおもしろい。
個人的にはすべてマニュアル化したほうが、効率的でよいのでは、と考える人間であるが、マニュアルに記されていない特別な場合、思考停止状態に陥るのは間違いない。
自分の職務だけではなく、全体の流れ、構造を理解しておくことが大事であることは納得できる。
そのような人材をどう育てていくかは企業努力になっていくのか?
あるいは、行政が主導でやるべきなのか? むずかしいところではあるが、長期的に見た場合、企業の利益につながることは間違いないであろう。
失敗は起こるものと考え、失敗に正しく向き合って次に生かす
わかっていても、なかなか実行できないのがわれわれ日本人なのかもしれない。
後を絶たない企業の不祥事は、「失敗 = 悪」という文化が成り立っているせいもあるのであろう。
失敗を恥ずかしいこと、悪いことと決めつけず、それを分析し、発展させていく能力を養っていくこと。
企業だけでなく、一個人にとっても、成長する上で大切なことであろう。
自分には2歳になる息子がいるが、何にでも興味を示し、時には痛い目にもあいながら日々成長している姿は、この考え方に近いものがあるのかもしれない。
これからの人生に、自分の失敗をしっかり生し、成長していけるよう心がけていきたいと考える。
2008/7/31 読終
-20kgに成功したアラフォーおじさんのダイエットブログ。WiiFit Plusからはじまり、今はジョギングとダンベルトレーニングでがんばってます。 | |
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