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category:社会
またしも親野智可等氏の本。
わが子がやる気がないと感じているわけではないが読んでみた。
まず印象的なのが、親の勝手なイメージ・親の欲によって、子供のためと思ってやらせていることが押し付けになっていること
それを子供がやらないと、「やる気がない」と判断してしまうことである。
子供の将来のためと思い、無理矢理勉強をやらせたり、塾に通わせたりする。
強制によって、子供を縛り付けることになっている。
親野氏の本を数冊読んできたが、同様のことが書かれている。
長男は恐竜が大好きである。
親野氏の本を読んでからは、今まで以上恐竜に接することが出来るように、博物館に行ったり、図書館で本を借りたりしている。
やはり、自分の好きなことは進んでやるわけで、そこからまた本を読む習慣がついたり、何かについて調べたりすることが身につくのも確かである。
自分に自信をもてることもでき、いろいろなことにチャレンジしていく気持ちも強くなるだろう。
「紹介・推薦・説得」についても共感できる。
視野が狭い子供ためにいろいろなものを紹介してあげ、やってみたらと説得してみる。
ここで強制にならないように注意することは難しいが、何に興味をもつかわからないのが子供。
いろいろなものに挑戦させてあげたいものである。
さらに「楽勉」
これも他の本で紹介されていたが、「リビングに図鑑を置く」「本物体験をする」「図形パズルで遊ぶ」など。
これらはすでに実践しているものもある。
恐竜や動物図鑑をテレビの横に置いて、紹介されたものを一緒に調べて付箋を貼る。
これだけでもまた違った反応が見ることが出来て面白い。
やはりここでも強制は禁物。どうしても、せっかく準備したのだからやらせたいと思ってしまうが、そこで嫌々やらせると「苦勉」になってしまう。
我が家ではこんなときには、私が何気なく図鑑を広げて調べたりしている。
そうすると自然と子供も覗いてくるものである。うまく導いてあげたい。
これからはこの本でさらに紹介されている「紙勉」を実践してみたい。
研究ノートを書いてもらったり、紙に書いて説明してもらったり。
息子と楽しく学べるようにしたい。
最後に印象的だったのが、
「子供がサボるのは、親がサボったせい」
子供と約束したこと、決めたことを守らせるのであれば、親が毎日見届けること。
子供がサボるのは、親がそれをサボるからだということ。
確かに、親がしっかり見てあげていれば、子供がやっていないときにうまく声をかけてあげればやるものである。
親が子供をしっかり観察し、子供の資質を見抜いて導いてあげることが一番大切なことであることは間違いない。
2013年1月7日 読終
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