「1日30分」続けなさい！

「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55

古市幸雄

マガジンハウス

発売日：2007-06-21

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以前に有名となったこの本。図書館で見かけたため借りてみた。
最初からかなり強烈な考えが示されているのが印象的である。

本は読みたいと思ったときに買う、エビングハウスの記憶に関する実験を基にした勉強法などはよくある勉強法にも書かれていることである。
自己投資を惜しまずないこともよくある話であるが、これはなかなか難しい。
以前は自分も給料の1割を学習に使うと考えていたが、家庭を持っている人間が必ずしも実践できるわけではない。
著者の実体験が書かれているが、人それぞれの環境があるわけで、これでは既婚者は厳しい話となってしまう。

しかし、「勉強時間を捻出する方法」は参考にしたいものであった。
テレビを見なければ、年間2か月分の時間を勉強に使える。
こうやって数字で示されると、納得させられるし、普段テレビで無駄な時間をすごしていることがわかる。

通勤時間や歩いている最中にオーディオブックを利用するというのはよい。
自分も実践してる。

ただここでも難しいことも多い。
仕事を早く終わらせてあまった時間を勉強に使う。
それほど余裕のある仕事であればいいが、常に遅くまで仕事をやっている人間にはありえない話である。
朝勉がよいということで、4時30分に起床して勉強するというのもありえない。
毎日残業で22時頃帰宅するような私にはそれは無理。
最後に一日7時間30分程度の睡眠時間も推奨されているが、それで朝4時30分の起床するには、21時に寝なければならない。

これも全体的に矛盾してしまうのではないか？

私としては実現不可能と思うことが多いが、それでも目標設定の重要性や時間の使い方は参考にある。
あとは自分がどこま実践できるかであろう。

少しでも新しく勉強をやる気になったわけで、読んだ価値はあったと思う。
まだまだ勉強して、自分を成長させていきたい。

2013年1月8日　読終