小学生の学力は「教科書中心」でグングン伸びる

親野智可等著　 すばる舎

親野智可等氏の著書をいろいろと読んでいる中での一冊。
まだ小学一年生の息子に塾に行かせる気がなく、学校の勉強をしっかりやってきてほしいと考えている私にうってつけの本である。

タイトルのとおり、教科書を使った勉強法が紹介されている。
受験勉強をする場合は、教科書だけでは不十分かもしれないが、学校の試験でいい点を取るなら教科書で十分である。

教科書も細かい解説や資料はちやんと掲載されているわけで、そこをしっかり抑えれば学力は上がるはずである。
そういうところを見逃してしまわないよう、気をつけてあげたい。

大きく８つの方法が紹介されているが、一番大切な音読について実践してみたと思う。
息子も音読専用の本が配られ、家で毎日音読をやっている。
私はなかなか聞いてあげられていないが、たまに聞くとまえより確実にうまくなっている。
音読は大人でも同じで、何かを覚えようと思ったときに有効な手段であることは間違いない。


これを大人がうまく子供にやらせるようにしてあげられるかどうかが、子供の学カアップに大きな影響を与えるのであろう。
確かに子供の教科書を見る機会はなかなかない。

今、何を学んでいて、どういうところでつまづいているのか。


それを親が理解してあげられれば、子供が勉強がわからなくなって、次第に嫌いになっていくということも少なくなるのかもしれない。
この本では国語だけでなく、算数に理科、社会。
これは試してみたいと思う。

全ての教科で音読をするよう勧めている。
試すためには私が子供のことよく理解して、平日の少ない時間でも会話を通して子供を知るということが必要であろう。

あとは子供が勉強しやすいような環境を作り、楽しく勉強を続けられるよう親が考えてあげればいいのである。

こうやって考えていくと、次はどんなことをしてみようよ楽しくなってきた。
―緒に勉強していこう。


2012年12月8日読終