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子育て本や自己啓発本を中心に通勤電車で読んだ本の感想を書いてます
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宇都出雅巳 著   東洋経済新報社(2008/07/03)

 

以前から、速読には興味があり、雑誌などで特集が組まれていると読んでみたりはしていたが、実際に書籍を購入したことはなかった。

この書籍は、単純に速読法を紹介しているのではないところに興味をひかれて読み始めた。

この本でまずおもしろいと思ったのは、わからなくても立ち止まらないということ。

普段、読書をしていて、「ここはよくわからない」といったところは、ゆっくり読んだり、なんども読み返したりするものだが、著者はそうすることで時間を使うのではなく、とにかく読みつづける、そして再度同じ本を読むことで、新たな発見があるものであると書いている。

私の今までの読み方とはまったく違う形である。 じっくり読み、一度読んだら再度読み返すことはほとんどない。 たしかに、何度も読み返すことで、新しく見つかるものもあるし、自分自身に身につくものも多いであろう。

そのためには、早く読むことが必要となるが、本は読めば読むほど読めるようになると書かれている。

確かに、以前に比べれば、本を読むスピードは速くなったような・・・ 本をたくさん読むことで、自分の基礎知識も蓄積され、読解力も高まることもあるのであろう。 多読というものの重要性を考えさせられる。

 

そしてもう一つ、意識の矢印

読書をしていると、どうしても自分中心に考えながら読んでしまうもの。 確かに、読みながらも自分の意見を考えながら読んでしまうものである。

著者はそうではなく、人との対話と同じように、相槌を打つように読むべきだと書いている。

おもしろい考え方であるが、たしかにそうしないと、結局、どんな本でも自分に都合のいいようにしかとらえられないようになってしまうのかもしれない。

 

最後に、アウトプット読書術。 これはこのブログで実践しているが、勉強でもそうだがただ自分でわかった気になっても、実際に説明してみるとなかなか理解不足なことが多いもの。

このブログを始めたのも、読んだあと、自分の理解力の確認と、再度、本を開いて内容を確認することを目的としたもの。

まだまだ幼稚な内容しか書けないが、それでも以前よりは理解力が深まった気がする。

 

本を読むことは、自分自身を読み変化させること

読書に対して、改めて見つめなおすいいきっかけにしたいものである。

 

2008/12/15 読終

 

 

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